青白コンのすすめ③(デッキ解説編②)

青白コンのすすめ③(デッキ解説編②)

こんにちは、購入するパックが軒並み爆死して虚無虚無プリンになりがちな社畜ぺんぺんです。

欲しいカードが無くても無駄に剝いて散財してしまいますが、高額カードが出た時の快感が忘れられないのも人の性でしょうか。

さて、今回は『青白コンのすすめ②』の続きで、以下サンプルリストのサイドボードカード及び採用候補カード達について解説したいと思います。

これは盛り上げ担当のトカゲ君です。

青白コントロール
ぺんぺん使用デッキ 2021/12/6
– メインボード(60)-
– 土地(25) –
4《溢れかえる岸辺
4《沸騰する小湖
1《ラウグリンのトライオーム
2《神聖なる泉
1《天界の列柱
2《ストーム・ジャイアントの聖堂
3《秘教の門
2《ヴァントレス城
4《
2《平地
– クリーチャー(4) –
4《孤独
– スペル(31) –
4《対抗呪文
4《広がりゆく海
4《大魔導師の魔除け
3《時を解す者、テフェリー
2《記憶の氾濫
3《至高の評決
2《ドミナリアの英雄、テフェリー
3《サメ台風
2《虚空の杯
4《虹色の終焉
– サイドボード(15) –
1《孤児護り、カヒーラ
1《狼狽の嵐
1《天界の粛清
2《黄昏の享楽
2《安らかなる眠り
2《ドビンの拒否権
1《倦怠の宝珠
1《否定の力
2《緻密
1《引き裂く突風
1《仕組まれた爆薬

サイドボード

孤児護り、カヒーラ

サイドボード枠の圧迫やデッキ制限を受けるものの、3マナでアドバンテージが稼げてエレメンタルなどのクリーチャーにサイズアップ&警戒を付与するナイスなカードです。

主な仕事としては

  1. 消耗戦の際にクロックを刻む
  2. 孤独》や《天界の列柱》のサイズを上げてゲームを決めに行く
  3. 孤独》のピッチコストに使う

の3点で、おおよそ2と3に使うことが多く、2はトロンやアミュレットタイタンなどの早くゲームを決めに行きたいマッチに対して、3はハンマータイムなど《孤独》をピッチコストで唱える機会が多いマッチで利用します。

エレメンタルフレンズのサイズアップに寄与

採用するデメリットとしては

  1. 相棒公開によりデッキの特定に繋がる(《孤児護り、カヒーラ》を相棒にしているデッキは青白コン・エレメンタル・ベルチャーなどのクリーチャー不採用デッキ など)
  2. メインボードの構造が知られる(《瞬唱の魔道士》などの不採用)
  3. サイドボード後に相棒を公開しなかった場合、《約束された終末、エムラクール》などのサイドインが知られる。

といったように、相手に情報アドバンテージを与えてしまうので、採用・不採用のメリットデメリットを天秤にかけて採用の検討が必要になります。

カヒーラを公開しているし、こいつらはケアしなくてもいいね

狼狽の嵐

カスケードクラッシュやリビングエンドなどの続唱デッキ、バーンなどに対して有効なカードです。

虚空カウンター1個の《虚空の杯》が戦場にあると本体は打ち消されますが、ストームで発生したコピーは打ち消されないので《虚空の杯》との共存が可能です。

虚空の杯》の採用から、続唱デッキには有利なのでオーバーキルかもしれませんが1枚採用しています。

ただ、《時を解す者、テフェリー》などのPWを対象に取れない点から、コントロールデッキにはサイドインしないので0枚でも良いかもしれません。

アンフェアデッキに休息も慈悲も与えぬ。何があってもだ。

天界の粛清

レンと六番》や《血染めの月》などの厄介なカードを追放できる非常に強力なカードです。

対象が限定的なので採用の有無はメタゲームと相談して、処理するカードをイメージした上で決めていきたいですね。

瞬唱の魔道士》を不採用のこのリストでは使い回しはできませんが、前述の憎き奴らを処理できることから1枚採用としています。

モダンホライゾン産ならフラッシュバックもついてそう

黄昏の享楽

バーンデッキやグリクシスデスシャドウなど、前のめりなデッキや1体1交換の除去が多いデッキに対して効果的なカードです。

類似カードである《機を見た援軍》との比較は『セット評価イニストラード:真夜中の狩り(前編)』でも解説しておりますので、是非ご参照ください。

バーンデッキを想定して2枚採用としていますが、限定的でサイドインする機会も少ないので、枚数を減らしても良いのかもしれません。

私はプチタイムリーと呼んでいます

安らかなる眠り

ドレッジやリアニメイト、昂揚を利用するグリクシスデスシャドウなどが存在する現環境では特に強力な墓地対策カードで、墓地利用が少ない青白コンでは気軽に採用することができます。

ドレッジはこのカードを除去しなければゲームになりませんし、昂揚を利用するデッキは《邪悪な熱気》がプレイヤーを対象にできない《ショック》へ変貌し、《ドラゴンの怒りの媒介者》もサイズが1/1から変わることもありません。

出せば勝ち…となれば話が早いものの、相手も《虹色の終焉》や《仕組まれた爆薬》で処理してくるので、いかにこのカードを守るかが重要になります。

このカード1枚で機能不全になるドレッジなどには多く採用したいカードですが、それら以外の墓地利用デッキには多くても2枚までしかサイドインしないので私は2枚採用としています。

使う側になって場に出すとすごく気持ちがいいですね

ドビンの拒否権

コントロールデッキや続唱デッキ、コンボデッキに対して非常に強力な打ち消し呪文です。

『打ち消されない』の一文が非常に強力で、対抗呪文》を構えながらプレイされる《時を解す者、テフェリー》、《神秘の論争》を構えながらプレイする《死せる生》などもこのカードであれば何も心配せずに打ち消すことが可能です。

強力なカードではあるものの『《隔離するタイタン》や《創造の座、オムナス》などのクリーチャー呪文』『《夏の帳》による打ち消し不可を付与』には無力なので過信は禁物です。

3枚採用されるケースも見受けられますが、私は《否定の力》と散らしているため2枚採用としています。

PWの方も強くしてあげて

倦怠の宝珠

クリーチャーのETB能力1戦場に出たときに誘発する能力のこと。を無効化するアーティファクト。

ETB能力をフル活用してくる4Cブリンクやエレメンタルなどのデッキに有効で、永遠の証人》や《激情》、《発現する浅瀬》などの強力な能力も発動しなくなります。(こちらの《孤独》や《緻密》も誘発しなくなる点に注意です。)

しかし『《虹色の終焉》で追放される点』『より汎用性の高い《激しい叱責》が存在している点』から、現環境では採用は厳しいものかもしれません。

汎用性は《激しい叱責》には劣るものの、継続して妨害が可能な点から、上記のようなデッキが環境に多い場合は採用の余地がありそうです。

私が虚無るのはこいつのせい?

否定の力

トロンやベルチャー、コンボやコントロールなど、マストカウンターが多く存在するデッキにサイドインするカードです。

対抗呪文》や《ドビンの拒否権》などを常に構えたくても、『PWのプレイによるタップアウトの返し』や『2マナに到達していない、速いターンにプレイされる致命的な呪文』も2:1交換になりますが安心して打ち消すことができます。

タップアウトしてもよい状況を生み出すこのカードは非常に強力で、特に《サメ台風》をタップアウトでプレイした返しに相手の呪文を打ち消して3/3のサメを出せる点も見逃せません。

しかし、現環境ではゲームの高速化から『結局はアドバンテージを失う打ち消し呪文にしかならない』状況もしばしばあるため、私はサイドボードでの採用としております。

イラストはウィルの方がかっこいいよね

緻密

トロンやアミュレットタイタン、ミッドレンジデッキなど、マナコストが大きいクリーチャーを採用しているデッキに対してテンポを奪える強力なカードです。

霊気の疾風》同様、魂の洞窟》などで打ち消せないカードや致命的なカードである《目覚めた猛火、チャンドラ》や《最後のトロール、スラーン》をプレイされても対処できます。

また、《否定の力》同様にピッチコストによる想起でも唱えられるので、フルタップの状態でも脅威を後回しにすることが可能です。

よくモダンホライゾン2のエレメンタルサイクルでバカにされがちなカードですが、苦手なマッチアップに寄与してくれる素晴らしいカードだと私はこの子をべた褒めします。

私は『ちみ~』と呼んでます。かわいいですね。

引き裂く突風

唱えるとアーティファクトを多く採用するハンマータイムや、たまにマッチする親和やエンチャントレスにもおおよそ勝利することができます。

なお、親和デッキについては、《宝物庫》は破壊できますが《銀色険の橋》などは残念ながら破壊できません。(生贄であれば全てを奪いつくせたのですが・・・)

憎き土地である《ウルザの物語》もエンチャントなのでアーティファクト達とともに滅ぼすことが可能ですが、自分が設置した《虚空の杯》や《広がりゆく海》なども破壊される点には注意しましょう。

たまにマッチしてとばっちりを受ける方々

仕組まれた爆薬

ドラゴンの怒りの媒介者》や《ウルザの物語》で生成された構築物トークン、《死の影》など低マナ域が多い現環境では欲しい場面が多いカードです。

ハンマータイムや果敢、イゼットテンポやグリクシスデスシャドウなどに対して《虹色の終焉》が手札にない状況でもこのカードが手札にあると精神の安寧が保たれますし、土地以外のカードも根こそぎ破壊してくれます。

起動に2マナ要しますが『先置きして相手の展開を阻害する』『展開された後に出して盤面を一掃する』など、意外と器用なカードです。

刺さるカードだらけやん

採用候補のカード達

精神を刻む者、ジェイス

『疑似ロックの形成』『ハンド・テンポアドバンテージの獲得』『ゲームに勝利する』とコントロールが欲しい要素を全て保有している強力なカードです。

しかし、4マナで忠誠度能力が3スタートの中で、忠誠度能力0スタートだと《稲妻》に処理され、アドバンテージが稼げない忠誠度能力+2スタートでも昂揚を達成した《邪悪な熱気》の範疇から逃れることができません。

虚空の杯》を虚空カウンター1で事前に設置していればその限りではありませんが『低マナ火力及び打消しを利用するイゼットテンポやグリクシスデスシャドウ』『速度が早いハンマータイム』『こちらのメインフェイズにマナを利用し辛い続唱デッキ』などが多い現環境では出している暇があまりありません。

とはいえ、非常に強力なカードであることには変わりないので、環境にミッドレンジやコントロールが増えてきた場合は採用する余地がありそうです。

対消滅目的でベレレンの値段が上がった時は笑いました。

激しい叱責

クリーチャーの能力を失わせる使い捨てカードで、ETB能力や常在型能力、PIG能力2戦場から死亡した際に誘発する能力のことなどをすべて無効化することが可能で、ウルザの物語》で生み出されたトークンも0/0のバニラとなるため一掃することができます。

採用枠としては《広がりゆく海》と争う形になりそうですが、『4Cブリンクやアミュレットタイタン、ヨーグモス等に強くなる』ものの『トロンやバーン、ミラーマッチ等に弱くなる』のでメタゲームや好みで選んでいきたいですね。

他にも多くの利用方法がありますが、このカードを語るには文章が長くなりすぎるので、別の記事にて詳細を語らせていただこうと思います。

無限の可能性を持っている裸族

霊気の疾風

主に4Cオムナスやアミュレットタイタン、バーンなどにサイドインするカードです。

緻密》同様に夏の帳》や《魂の洞窟》で打ち消せないカードも対処可能です。

また、《緻密》とは異なり、盤面のカードも触れることができるので、処理ができない《原始のタイタン》や《》1枚の状況から《血染めの月》のロックから脱出するなどもできます。

一部範囲が被っている《天界の粛清》と枠を争う形になりそうですが、仮想敵をラガバン系デッキとするか、土地系とするかで決めても良いかもしれませんね。

私は牛君と呼んでます。

神秘の論争

青いカードに対しては1マナの《マナ漏出》になるので、コントロールや続唱デッキなどに有効なカードです。

相手がこちらの2ターン目に《火 // 氷(Fire // Ice))》で土地をタップ、3ターン目に《時を解す者、テフェリー》をプレイされると《否定の力》位でしか防げませんが、このカードであれば問題なく対処することが可能です。

ゲーム後半で発生する打消し合戦でも3マナ要求が光る場面もしばしば発生するので、思っている以上に腐りづらいカードです。

しかし、青系のデッキ以外にはただの重い《マナ漏出》にしかならず、腐りづらいというものの腐る場面は間違いなく存在するので、序盤からプレッシャーをかけないこのデッキでは《ドビンの拒否権》に分がありそうです。

論争というよりも説教や尋問に見えますね

火//氷

『2点火力割り振り』又は『ドロー付きタップ』ができる腐るシーンの少ないカードです。

《火》は敏捷なこそ泥、ラガバン》や《エスパーの歩哨》など、タフネス1のクリーチャーが多く存在し1:2交換できることもしばしばありますし、《氷》は前述のように『土地をタップしてカウンターを唱えさせない』『相手の呪文を1ターン遅らせる』など、テンポを奪ってこちらの得意なゲームレンジに持っていくことができます。

ハンマータイムやイゼットテンポ、バーンデッキなどには強くなるので、それらに対して強く見たい場合は採用の余地がありそうです。

赤マナは《ラウグリンのトライオーム》だけではかなり心もとないので、採用する際は《蒸気孔》も追加で必要です。

早いデッキ・遅いデッキ両方に活用できる!

ヴェクの聖別者

グリクシスデスシャドウや赤黒ルールスなどに対して劇的に効くカードです。相手の昂揚を妨害する上、最強のブロッカーになってくれます。

これらのデッキもこのカードと対峙した際は『《激しい叱責》で能力を無効化して除去する』『《仕組まれた爆薬》で処理する』『無視して《死の飢えのタイタン、クロクサ》や《戦慄の朗詠者、トーラック》でゲームを決める』位しかないので、相手のゲームの幅を大きく狭めることができます。

また、ドレッジやリアニメイト、バーンにも有効なので意外と幅広いデッキに睨みを利かせることができます。(追放は赤と黒のみなのでリビングエンドのような赤黒以外のクリーチャーが多いデッキには残念ながらあまり有効ではありません)

孤児護り、カヒーラ》とは共存ができず、二者択一になるのでメタゲームと相談して採用を検討しましょう。

『ヴェクの聖別者被害者の会』にご出席のみなさま

約束された終末、エムラクール

コントロールデッキやエレメンタルデッキに対する最終兵器で、プレイできれば相手の盤面をめちゃくちゃにすることができるので、おおよそ勝利することができます。

約束された終末、エムラクール》に打ち消し耐性はありませんが、相手をコントロールする能力は誘発型能力のため《対抗呪文》などで対処することもできません。

このクリーチャー自身もサイズが大きい上、強力なキーワード能力を有しているのでコントロールを奪った後でも盤面に脅威として残ってくれます。

このデッキの場合は部族以外のカードタイプがあるのでの最低6マナになりますが、おおよそ8マナ位で唱えることが多いです。

ヴェクの聖別者》同様に《孤児護り、カヒーラ》とは共存ができず、二者択一になるのでメタゲームと相談して採用を検討しましょう。

手札が弱ければ1ドローさせるだけで終わるのもご愛嬌

次回予告

以上がサイドボード・採用候補のカード達になります。物凄く長い内容になりましたが、次回の環境解説編で最終回としたく思います。

私がMO(マジックオンライン)で戦った統計等も掲載いたしますので、是非最後までご一読いただければと思います。

脚注一覧

  • 1
    戦場に出たときに誘発する能力のこと。
  • 2
    戦場から死亡した際に誘発する能力のこと

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