ジェスカイコントロールのすすめ①(入門編)

ジェスカイコントロールのすすめ①(入門編)

初めまして。酒と煙草に溺れる社畜、ぺんぺんです。

MTGの各デッキには『アグロ』『ミッドレンジ』『コントロール』『コンボ』などに分類される様々なアーキタイプがありますが、モダンの各デッキはこれらのアーキタイプがかなり細分化されて存在する群雄割拠な環境にあります。

各アーキタイプ代表者のみなさま

混沌としたメタゲームから対策が立て辛いため、『自分の強みを押し付けるデッキが強い環境』と言われておりますが、当該環境でも様々なデッキの受け手となるコントロールデッキも多く存在します。

この記事では、コントロールデッキの一つである『ジェスカイコントロール』について解説したいと思います。

なお、解説をこの記事1つにまとめると量が膨大になるため、

  1. デッキの概要(入門編)
  2. 採用カード・不採用カードの詳細(デッキ解説編)
  3. 各アーキタイプの相性(環境編)

の3部構成で解説いたします。

ジェスカイコントロールとは

ジェスカイコントロールは、青赤白で構成されたコントロールデッキです。(便宜上、『〇〇コントロール』は以後、色の名称+コンと記載します。)

当該デッキを含む青白系のデッキは主に

  1. 『相手の脅威を除去&妨害』
  2. 『アドバンテージの獲得』
  3. 『プレインズウォーカー(以下、PW)などフィニッシャーによる制圧』

といった3つのフローから成り立ち、様々なデッキの中でもゲーム展開が遅いデッキになります。

脅威を除去&妨害する方々

アドバンテージを獲得するカード達

蹂躙を担当するフィニッシャーの方々

しかし、ジェスカイコンは火力の採用から『他のコントロールデッキとは異なり、素早くゲームに勝利することもできるデッキ』でもあります。

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サンプルデッキリスト(ぺんぺん使用デッキ)

ジェスカイコントロール
サンプルリスト
– メインボード(60)-
– 土地(24)-
4《溢れかえる岸辺
4《沸騰する小湖
1《ラウグリンのトライオーム
2《神聖なる泉
2《蒸気孔
1《天界の列柱
1《ストーム・ジャイアントの聖堂
2《氷河の城砦
1《硫黄の滝
1《秘教の門
4《
1《平地
– クリーチャー(5)-

4《瞬唱の魔道士
1《ヴェンディリオン三人衆
– スペル(31)-
1《流刑への道
1《呪文貫き
3《稲妻
4《対抗呪文
3《表現の反復
2《火 // 氷(Fire // Ice)》
2《否定の力
4《大魔導師の魔除け
2《時を解す者、テフェリー
2《至高の評決
1《ドミナリアの英雄、テフェリー
2《サメ台風
1《仕組まれた爆薬
3《虹色の終焉
– サイドボード(15)-
1《狼狽の嵐
1《高山の月
1《アゾリウスの造反者、ラヴィニア
1《霊気の疾風
2《安らかなる眠り
2《機を見た援軍
1《神秘の論争
2《聖トラフトの霊
2《摩耗 // 損耗
1《緻密
1《虚空の杯

先述した『他のコントロールデッキよりも素早くゲームに勝利することもできる』について、より詳細に解説します。

各アーキタイプには得意なレンジ(得意とする期間)があり、ざっくり表に表すと以下の通りです。

アーキタイプ ターン数
1~3 4~6 7~9 10~
アグロ × ×
ミッドレンジ
コンボ × ×
コントロール ×
ランプ ×

(得意 ◎>〇>△>× 苦手)

上記の表から『アグロは長引くほど不利』『コントロールは長引くほど有利』『ランプはさらに長引くほど有利』ということが見て取れます。

つまり、コントロールを利用する際は『アグロには除去などで時間を稼ぐ必要がある』『ランプには素早く攻めていく必要がある』ということです。

(この表はあくまで目安であり、当然採用カード次第でランプの◎が4~6ターンになることも、コンボの◎が1~3ターン目に来ることもあります。)

普通のコントロールであれば『後半からしか攻められない』中、ジェスカイコンは『アグロには後半から、ランプには前半から攻めることが可能な柔軟性』があり、これは他のコントロールにない明確な強みと言えます。

ジェスカイコンにするメリット

  • アゾリウスコン(青白)やエスパーコン(青白黒)等にない《稲妻》などの火力が採用できるため、相手に応じて『コントロールとして立ち回る』『クロックパーミッションとして前のめりにライフを攻める』ことができる。
  • 軽いアドバンテージ獲得手段である《表現の反復》や《火 // 氷(Fire // Ice)》、流行している《ウルザの物語》に強い《摩耗 // 損耗》が採用できる。
  • 土地デッキに有効な《高山の月》や《浄化の野火》、土地構成の調整が必要になるが《血染めの月》が採用できる。
  • 稲妻のらせん》や《電解》などが採用できるため、軽いクリーチャーで構成されているアグロデッキに対して他のコントロールデッキよりも有利に立ち回ることができる。
  • 4~5色のデッキよりもショックランドをアンタップで場に出す機会も少なく、基本地形を採用する枠がある為、対戦相手が使用する《血染めの月》に対しても最低限対応することができる。
立ち回り方のイメージ図

コントロールとして立ち回り、除去を駆使して時間を稼ぐ

前のめりにライフを攻めて、ゲームを早く終わらせる

苦手な土地カードに対してサイドイン

ジェスカイコンにするデメリット

しかし、当然ながらメリットがあればデメリットも存在します。

『火力が有効でないデッキ』には火力が無駄になるため、相手次第では他のコントロールデッキの劣化に成り得ます。

また、『ゲーム前半にも勝負ができる=後半に強いカードを前半に強いカードへ変更している。つまり、後半は他のコントロールに若干劣る』ということにもなります。

  • 除去の枠を《稲妻》などの火力に割いているため、火力が有効でないデッキには他のカードを採用しているコントロールに軍配が上がる。
  • ゲーム前半に強い《稲妻》や《火 // 氷(Fire // Ice)》などではなく、《永遠の証人》や《嘘か真か》などの後半に強いカードを採用している他のコントロールの方が、後半は強い。
  • 3色構成のため、メインボードに土地対策である《廃墟の地》が採用し辛い。
  • デッキ構築の自由度はアゾリウスコンに軍配が上がり、メインから《虚空の杯》や《安らかなる眠り》などの強力な対策カードを採用する極端な構築にはし辛い。

火力が効かない方々

ゲーム後半は火力よりも他のカードの方が強い

上記を踏まえて、ジェスカイコンは『序盤が得意なアグロデッキが多い』かつ『火力が有効でない土地デッキなどが少ない』メタゲームの時に使用したいデッキになります。

不利なデッキは当然存在しますが、様々な状況にも柔軟に対応できるコントロールデッキです。

コントロールに興味のある方は一度手に取ってその奥深さを実感してみてはいかがでしょうか。

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