ジェスカイコントロールのすすめ⑥(環境解説編3)

ジェスカイコントロールのすすめ⑥(環境解説編3)

こんにちは。ダイエットのためビールをハイボールに変えた社畜、ぺんぺんです。

この記事は『ジェスカイコントロールのすすめ⑤』の続編で、本シリーズの最終回になります。

前回に引き続き、現環境(メタゲーム)の各デッキに対する相性や立ち回りなどを解説します。

サンプルリスト

ジェスカイコントロール
サンプルリスト 2021/08/21
– メインボード(60)-
– 土地(24) –
4《溢れかえる岸辺
4《沸騰する小湖
1《ラウグリンのトライオーム
2《神聖なる泉
2《蒸気孔
1《天界の列柱
1《ストーム・ジャイアントの聖堂
2《氷河の城砦
1《硫黄の滝
1《秘教の門
4《
1《平地
– クリーチャー(5) –
4《瞬唱の魔道士
1《ヴェンディリオン三人衆
– スペル(31) –
1《流刑への道
1《呪文貫き
3《稲妻
4《対抗呪文
3《表現の反復
2《火 // 氷(Fire // Ice)》
2《否定の力
4《大魔導師の魔除け
2《時を解す者、テフェリー
2《至高の評決
1《ドミナリアの英雄、テフェリー
2《サメ台風
1《仕組まれた爆薬
3《虹色の終焉
– サイドボード(15) –
1《狼狽の嵐
1《高山の月
1《アゾリウスの造反者、ラヴィニア
1《霊気の疾風
2《安らかなる眠り
2《機を見た援軍
1《神秘の論争
2《聖トラフトの霊
2《摩耗 // 損耗
1《緻密
1《虚空の杯

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各アーキタイプに対する優劣

MTGGOLDFISHのメタゲーム上位(2021年9月19日時点)の各アーキタイプに対する優劣の所感は以下の通りです。

今回は赤文字箇所について解説します。

有利 ハンマータイム
微有利 イゼットテンポ・カスケードクラッシュ・リビングエンド
五分 アゾリウスコン・グリクシスルールス・ジャンドサーガ
微不利 バーン・グリクシスデスシャドウ(詳細はグリクシスルールスに記載)
不利 緑トロン・ライブラリーアウト
絶望 エレメンタル

微不利・不利

ここからは採用カードが有効活用できなくなるケースが増え、速度が速い、脅威カードばかりで処理できないなど、こちらの強みを生かすことができないことが度々発生します。

バーン

稲妻のらせん》が採用されていた過去のジェスカイコンでは微有利~五分位はあると思いますが、採用されていない現在では厳しい戦いを強いられます。

相手がクリーチャーキープで、除去を合わせて息切れさせることができれば間に合うこともありますが、軽い本体火力が多く2マナ以上の打消しを有効活用できないことから、あっさり焼き殺されるケースも多々あります。

特に《大歓楽の幻霊》は脅威以外の何者でもなく速やかな除去が必要です。至高の評決》や先置きした《仕組まれた爆薬》、4マナで唱えた《虹色の終焉》であればダメージを受けずに処理することができます。

こちらのクリーチャーが少ないので《焼尽の猛火》を手札に抱えがちです。《瞬唱の魔道士》を唱える際は『相手が《焼尽の猛火》を唱えることができない』『打ち消すことができる』『上陸できず最低限の被害で済む』など、タイミングを見極めた上で唱えましょう。

なお、《焼尽の猛火》に対応して対象のクリーチャーを戦場から取り除いても本体には火力が飛んできますので注意が必要です。

呪文貫き》が強いマッチアップになります。《瞬唱の魔道士》で再利用して息切れを待ち、《ドミナリアの英雄、テフェリー》に繋ぐか、ライフを攻めてミシュラランドなどでゲームを決めましょう。

2マナのカードも多く採用されているので《火 // 氷(Fire // Ice)》で『相手のアップキープ時に土地をタップしてメインフェイズに2マナを出せなくする』ことでテンポアドバンテージを稼ぐことが可能です。

タップに対応して《稲妻》を唱えられることもありますが遅かれ早かれ打たれるので、2マナのカードを手札で抱えさせてダブルアクションをし辛くさせる方が時間を稼ぐことができます。

ただし、1ターン目に出てきた《僧院の速槍》や《ゴブリンの先達》が除去できていない場合は当然除去を優先させましょう。テンポも大事ですが、とにかくライフが大事です。1点でも多く守りましょう。

時を解す者、テフェリー》は待機状態の《裂け目の稲妻》が唱えられなくなる上、インスタントタイミングでの《焼尽の猛火》をケアする必要が無くなるので、戦場に定着すると非常に楽になります。3マナですが、初手にあると嬉しいカードです。

ライフに余裕があればプラススタートして、マイナス能力は『後で出てきた《大歓楽の幻霊》』や『自身の《瞬唱の魔道士》』を対象にしましょう。

(もし《大歓楽の幻霊》が戦場に出ていても手札に《至高の評決》がある場合はプラス能力を使用して、次の相手の戦闘フェイズ時に《至高の評決》唱えることで《大歓楽の幻霊》を処理しつつ、速攻クリーチャーによる攻撃も防ぐことが可能です。)

サイドボード後は《機を見た援軍》がかなり強力ですが、《頭蓋割り》や《乱動する渦》で回復効果を無効化されると負けに直結するため、『《時を解す者、テフェリー》が戦場にいる』『唱えるマナ・起動するマナがない』など、確実に恩恵を受けられるタイミングで唱えましょう。

緑トロン

マナコストの重い強力なPWや唱えるだけでパーマネントを追放する《絶え間ない飢餓、ウラモグ》の存在から、長引くほどこちらが不利になるので、クロックパーミッション戦略で速やかにゲームを決めに行く必要があります。

2ターン目に《瞬唱の魔道士》、3ターン目に《ヴェンディリオン三人衆》とクロックを戦場に出して《否定の力》でバックアップという動きが理想で、万が一《絶え間ない飢餓、ウラモグ》を唱えられてもある程度ライフを詰めていれば《稲妻》&《瞬唱の魔道士》でライフを0にできます。

ただし、上記のような動きを毎回できるわけもなく、クロックが間に合わないまま『《大いなる創造者、カーン》《解放された者、カーン》《精霊龍、ウギン》などの連打から、打消し呪文が無くなって戦場に出てしまう』『打ち先がない除去呪文を大量に抱えて負ける』ことが殆どですので、メイン戦はある程度は割り切りましょう。

サイドボード後は打ち先が少ない《虹色の終焉》や3マナ1ドローにしかならない《時を解す者、テフェリー》などはサイドアウトし、《高山の月》や《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》で相手をスローダウンさせて《聖トラフトの霊》や《緻密》で速やかにゲームを終わらせましょう。

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ライブラリーアウト

悠長にしているとこちらのライブラリーが消し飛んでしまうので速やかにゲームを終わらせる必要があります。

クロックパーミッションプランで攻めることが基本になりますが、《湖での水難》や《致命的な一押し》による除去、《墓所への乱入》によるライフゲインと厳しい戦いを強いられます。

面晶体のカニ》や《遺跡ガニ》は手札を消費せずにライブラリーを切削してくるので直ちに除去しましょう。

『他に対象にできるパーマネントがない点』、『《夢の巣のルールス》による使い回しができない点』から《虹色の終焉》で処理することが理想ですが、状況次第では相手のフェッチランド起動に対応して火力で処理することも必要になります。

フェッチランドで土地を探すと《書庫の罠》が0マナで唱えられるのでフェッチランドの起動は『打消し呪文があるタイミング』または『手札にない確率が高い1,2ターン目』に起動するようにしましょう。

(『手札にフェッチランドしかない』『手札の土地枚数が少ない』などケアができないこともありますが、その際は割り切りが必要になります。)

サイドボード後は《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》で妨害しながら、《聖トラフトの霊》で直ちにゲームを決めに行きましょう。

アゾリウスの造反者、ラヴィニア》は0マナで唱えられた《書庫の罠》や、《殻船着の島》によって唱えられた呪文を打ち消してくれます。

もし、《真実の解体者、コジレック》などの墓地をデッキに戻すエルドラージが採用されていればライブラリーを修復してくれるので非常に楽に戦うことができます。

ライブラリー修復をして時間を稼いでいる間にゲームを終わらせることもできる上、デッキ追放呪文である《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》や墓地を追放する《外科的摘出》や《魂標ランタン》などを通さなければ負けることはありません。

絶望

勝てません。相手が繰り返しマリガンするようにお祈りしましょう。

エレメンタル

エレメンタルの部族デッキです。部族デッキには全体除去を有するコントロールに軍配が上がることが殆どでしたが、このデッキは別です。

ジェスカイコンのすすめ①で解説しましたが、コントロールデッキは『相手の脅威を除去&妨害』『アドバンテージの獲得』『PWなどのフィニッシャーによる制圧』のフローで成り立っていますが、このデッキはそのフローを全て否定してきます。(具体的には以下の通り)

  1. 相手の脅威を除去&妨害⇒《儚い存在》による除去避け+《魂の洞窟》&《時を解す者、テフェリー》で打消し呪文を無効化する。
  2. アドバンテージの獲得⇒《発現する浅瀬》や《熟考漂い》&《儚い存在》により、アドバンテージ獲得量は相手の方が勝る。
  3. PWなどのフィニッシャーによる制圧⇒《激情》による火力除去でPWが定着しない、《創造の座、オムナス》や《孤独》によるライフゲインでフィニッシュできない。

相手の戦場に《時を解す者、テフェリー》がいなければこれらもある程度は防ぐことができますが、《魂の洞窟》については対策しないとどうしようもありません。

打ち消されずに戦場に出た各エレメンタルがアドバンテージを稼ぎ、稼いだアドバンテージから《時を解す者、テフェリー》を着地させてさらにアドバンテージを稼ぐ….とやりたい放題してきます。

相手がアドバンテージを稼ぐ前に勝利できる他のデッキでは話は別ですが、コントロールで勝つためには『《広がりゆく海》で《魂の洞窟》を無効化&土地事故を誘発&《楽園の拡散》を剥がす』『《血染めの月》で土地事故を起こさせる』『《倦怠の宝珠》でアドバンテージを稼がせない』などが挙げられます。

血染めの月》はデッキ構成の大きな見直しが必要なので、ジェスカイコンでは現実的ではないかもしれませんが、《広がりゆく海》や《倦怠の宝珠》であればある程度は採用する枠がありそうです。

他のデッキとの相性も変動しますが、ジェスカイコンを使いつつエレメンタルにも勝ちたいという人は枚数を積んでみてはいかがでしょうか。

最後に

6回に渡ってジェスカイコンについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。

様々な状況にも柔軟に対応できる一方、器用貧乏な一面を見せるデッキなので他のデッキよりも使用頻度と比例して上達が実感しやすいスルメのようなデッキだと思います。

長々とお付き合い頂きましたが、このデッキに興味を抱かれた方は是非手に取ってその奥深さを実感してみてはいかがでしょうか。

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