タイムワープしよう

タイムワープしよう

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MTGにおいて、最も強力な要素は何か?強大なクリーチャー?大量のドロー?大幅なマナ加速?

どれも非常に強力なものですが、それらを遥かに凌駕するのが「追加ターン」でしょう。

MTGは各ターン毎に、「土地を置き、呪文を唱え、攻撃を行い、相手の行動に対処する」、基本的にはこの繰り返しを行うゲームです。そんな当たり前のゲーム展開を、今一度見つめ直して、「強い行動とは何か?」、突き詰めれば強いカードとは何なのかについて、今回は考えていきましょう。

ルールに縛られたゲーム

ルールは守りましょう

MTGを構成する要素の一つが、他者と戦い勝利を競うゲームとしての一面です。MTGに限らず、ゲーム全般、もっと広い視点では野球やサッカーのようなスポーツに至るまで、勝利を争う物事にはルールが付き物です。

非紳士的行為による失格?そんな最低な行為についてはここでは語りません。あくまで、ゲームをプレイする為の基本的なルールを中心に話を進めていきましょう。

ルールに則った行動

MTGでのゲームプレイ中、皆さんはどのようなルールに則っていますか?

アンタップして、カードを1枚引いて、土地を置いて、マナを支払って呪文を唱える。これらは全て、MTGのルールに則った行動です。当たり前の事なので、殆ど意識した事もないでしょうが、これらは守らなければならない大事なルールです。

しかし、このルール通りの事をお互いに行っているはずなのに、なぜゲームが進むとその状況に優劣が生まれてしまうのでしょうか。その理由にこそ、強い行動、強いカードの本質が隠されています。

なぜ追加ターン=タイムワープは強いのか?

先の通り、お互いが同じような行動を取っていては、本来ゲームは膠着状態となっているはずです。しかし、追加ターンによって自分のターンが1つ増えればどうでしょうか。

追加ターンによって、あなたはアンタップを行い、カードをもう1枚引き、マナをもう一度活用して呪文を唱える事が出来ます。相手より一歩先に進んだ行動で、状況は一気にあなたに有利なものとなるでしょう。

もうお分かりでしょうが、追加ターン=タイムワープが強力なのは、本来一度しかできない行動を追加で行えるからに他なりません。

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タイムワープとは何なのか?

タイムワープが強力なのは分かりましたが、かと言って5マナもかかる《時間のねじれ》が、高速にゲームが展開されるモダンにおいて、とんでもなく強力だとは流石に言えません。もっと現実的なタイムワープ、或いは実質的なタイムワープを探し出す必要があります。

では、「実質的なタイムワープ」とは何なのか?その答えは簡単で、「1ターンに1度しか取れないはずの行動=ルール」を破壊するカードを探せば良いのです。直感的に理解しやすいものを3点ピックアップしました。

《熟慮》

このカードはシンプルです。カードを1枚引く、それだけです。しかし、その時点で本来ターン中1枚しか引けないカードをもう1枚引いている事になり、これも立派なタイムワープの一部と言えます。さらに言えば、フラッシュバックによって再度ルールを破壊できます。非常に地味ながら、きっちりとゲームの展開を有利にしてくれる、魅力的なカードです。

《不屈の自然》

土地加速の代表的な呪文である《不屈の自然》。これもまたシンプルで、基本土地を1枚デッキから持ってくるだけですが、これも立派なルール破壊者です。相手より1マナ多く利用できることで、先のゲーム展開に大きく貢献してくれます。

《謎めいた命令》

このカードは複合的な要素を持ちますが、そのどれもがタイムワープの構成要素に繋がります。

「打ち消し」は、相手の行動を無かった事にしてしまう為、もしそれ以上の行動が無ければ相手は何もしなかったことになります。バウンスについても、同様ですが、もし土地をバウンスすれば《不屈の自然》と全く逆の要素となり、相手にタイムデストラクションを起こさせているとさえ言えます。クリーチャーのフルタップも、1度しかない戦闘を無かった事にできますし、ドローについては言わずもがなです。

謎めいた命令》が非常に強力な呪文である事は有名でしょうが、要素を紐解いていけば、なぜ強力なのか、その理由も見えてくるのではないでしょうか。

タイムワープしよう

いかがだったでしょうか。どのような行動・カードが強力なのか、その本質の一端がご理解頂けたなら幸いです。

しかし、今回のお話は、MTGにおいて強力なゲームプレイを行う為の1つの考えに過ぎません。これ以外にも、ゲームを有利にする為の考え方には様々なものがあります。今後も、こういった本質的な内容を取り扱っていければと思いますし、皆様におかれましても、「なぜこのデッキ・カードが強いのか?」について、思考を巡らせてみられる事をオススメします。

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